2011-03-24

水道水の放射能問題について(twitterより抜粋)



昨日、東京都葛飾区金町にある都の浄水場の水から
210Bq/L(1リットルあたり210ベクレル)の放射性ヨウ素131が検出されました。
水道水中の放射性ヨウ素濃度の上昇は、空気中のヨウ素が昨日の雨と共に
江戸川などの河川に流れ込んだことによると考えられます。

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 本日24日朝6時の葛飾区の浄水場の放射能測定結果。
放射性ヨウ素は79ベクレルで乳児(1歳未満)の基準100ベクレル以下になった。
22日210ベク レル、23日190なので数値は下降線をたどっている。
ただ昨日の水が水道管に残っているので明日以降の数値で改めて判断する。
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原子力安全委員会が定めた飲食物摂取制限に関する指標値は、
300Bq/Lとなっており、210Bq/Lは基準内です。
ただし、食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定的な指標値の
100Bq/Lを超えてしまっています。

このため、東京都は、23区と武蔵野市、町田市、多摩市、稲城市、三鷹市の都民に対して、
乳児に限って水道水の摂取を控えるよう呼びかけています。
ただし、乳幼児以外は、他に水が確保できなければ、飲んでも差し支えないとしています。
これを検証します。

もし210Bq/Lが長期間続くと仮定し、成人でがこの水を毎日1リットル飲むとすると、
約1年間飲み続けた場合に1ミリシーベルトに達します。
本来は、ヨウ素は「崩壊」によってどんどん減っていくので、
実際はもっと少ない被ばく量になります。

「公衆被ばく」の限度が100ミリシーベルト(累積)です。
つまり、210Bq/L(1リットルあたり210ベクレル)のヨウ素が含まれる水道水は、
「公衆被ばく」限度の1/100程度ですから、
問題のないレベルであることが分かると思います。

胎児と乳児でも、少なくとも10ミリシーベルト(累積)以上の被ばくがないと、
身体的な影響が生じないことが知られています。
乳児の場合、粉ミルクなどで、一日1ℓ飲むとすると、
約1年で、やっと10ミリシーベルトに達する計算になります。

昨日水道水を飲んでしまったと心配される方がおられるかもしれませんが、
数回程度では、乳幼児、成人ともに、全く問題のないレベルです。
また、この程度なら水道水を煮沸してもしなくても、全く健康に害はありません。

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